なぜか心惹かれる変化を見せる生成り色×グレーには..。 ゆったりと素朴な味を浮かべ、息白い日々からいよいよ始まる次の季節に向かってひらりひらりと情緒を散らしながら動き出す無垢な桜は、可愛らしいその姿を時々立体的に飾り、そっとリズムをつけて見る者の心の琴線に触れる、染色作家「市川純一郎」落款“桜” 正絹仕付け糸付牛首紬でございます。 大島や結城と並び日本三大紬と称される「丑首紬」は、三つのなかでも圧倒的に生産量が少ない「幻の紬」。繭を熱湯で煮込んでいるところから直接手で糸を紡ぎ出すという手法で、しなやかでしわになりにくく、軽い風合い、生地が釘に引っかかっても破れるどころか釘を引き抜くほど強いと言われ、「釘抜き紬」とも呼ばれます。 撮影のため一度着付けた“あなただけに花咲く”真新しい一品。 ふとした時に見え隠れする八掛も花咲き、体に沿うように馴染み良い“手縫い仕立て”の味が自然と美しい着姿を演出、肌当たりのやわらかい“正絹”素材で着心地の良さもお約束。 盛大に花を散らすことから悪いものをまき散らすとされる桜は、春だけでなく日本を象徴する花。あっという間に咲き、あっけなく散ってゆくその儚さは、情緒豊かな日本人の心を捉え、今や海外の人々の心も捉えます。 “そっとリズムをつけて始まりに向かう桜変化”、じっくりと見て、着てご堪能ください。 採寸表 身丈 ： 158cm（肩から） 裄　 ： 64cm 肩巾 ： 31cm 袖巾 ： 33cm 袖丈 ： 49cm 前巾 ： 24cm 後巾 ： 30cm 素材 ： 正絹(袷) 折代 ： 身丈(内揚げ 前7.5cm・後9.5cm)　裄(身頃側：4cm・袖側：4.5cm)　袖丈(5.5cm) 紬はこちら❁　#tomihisa紬 tomihisaのお着物はこちらから❁　#tomihisa